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アナログ基礎講座 I | アナログ基礎講座 II | アナログ基礎講座 応用編

撮影、VFX、CG ─── デジタルの根幹、アナログの英知を学ぶ!
デジタル映像制作に関わる、映像クリエイターたちに贈る指南書、第一弾


もう、誰も教えてくれない 【撮影・VFX/CG アナログ基礎講座I】
もう、誰も教えてくれない
【撮影・VFX/CG アナログ基礎講座I】
※シーバレーで購入すれば、送料無料です!

撮影・VFX/CG アナログ基礎講座I とは

「アナログ基礎講座I」は、特撮監督、VFXスーパーバイザーとして活躍される古賀信明氏が、撮影、VFX、CGのあやゆるアナログの技術、歴史、ノウハウを解説した、映像制作のための専門書籍、第一弾です。

講座Iでは、人の視覚や、レンズ、撮影のメカニズム、露出や照明、撮影機材の使い方、と映像制作の基本中の基本を網羅します。

特殊メイク、マットペイント、モーションコントロール合成装置開発、VFX、CG制作など、30年以上に渡り第一線の特撮の現場に関わり、日本の特撮の礎を築いてきた著者が、10年の歳月を掛けて編纂した膨大なアナログの知識、経験、問題解決方法などを惜しみなく公開しています。

これまで、これだけの分量の、実践に基づいた、面白くて読みやすい映像制作の解説書があったでしょうか!

本書を、アナログの基礎知識から、アナログに基づいたデジタルの知識、撮影テクニックなど学習する教科書として、作品作りにつまずいた時の処方箋として、または新たな創造のヒントとして、最新のデジタル映像を手掛けるプロの方から、将来の映像クリエイターを志す若者たちまで、多いにお役立てください。

本書には近代映像制作技術の英知が詰まっています。全ての映像クリエイターたちに贈られた秘伝の書を、今こそ紐解き、未来へと引き継いでください!

本書「はじめに」「アナログとデジタル」より一部抜粋


アナログとデジタル ───、 その違いをちゃんと説明できますか?

アナログとデジタルの違いをきちんと説明できる人は以外と少ないのではないでしょうか。

アナログとは物事の変化が連続的な状態で、自然界の全てがアナログです。このアナログの情報は無限にあり、それをそのままデータとして全て記録する事は不可能です。

デジタルとはその連続的な変化に区切りを付け、いわば算数の四捨五入で、無限にある端数を「切り捨て/切り上げ」をして情報を簡略化して「近似値」にしたものです。


表現手段の殆どがデジタルで完結する事が可能な現在 ───、写真、映像、音、音楽、イラスト、彫刻、、、あらゆる表現がコンピュータを使う事により、昔とは比べ物にならないほど、楽に、かつ安価で高度な事が誰でも可能になっています。

しかし、同じ様な道具を使うが故、出来上がる作品の差別化が難しくなってきたのも、また事実です。また、ひとたび大きな問題にぶつかったり、物事の本質が問われるような局面に立たされると、デジタルのみの足場は本当にもろい物になってしまいます。

そうした時に、アナログの基本的な知識や「何故そうなのか」といった物事の道理を知っていると、問題解決の糸口が早く見つかる事も出て来るでしょうし、新しい事を発想する際の大きな原動力になるはずです。
本書はそうした問題を少しでも解決するべく、実際に学ぶ事が難しくなったアナログの知識や考え方を、出来るだけ理解し易い言葉で、図や写真を多用して説明しています。
この本をきっかけに、プラスの連鎖反応を起こしてくれる事を深く深く望みます。

著者紹介


古賀信明(こがのぶあき)

1958年(昭和33年)福岡市生まれ
主な作品:引き出しの中のラブレター(2009年)、魍魎の匣(2007年)、蟲師(2005年)アヴァロン(2000年)、五条霊戦記(2000年)
株式会社スペシャルエフエックス スタジオ

映像クリエイターのためのニュースサイト【Creators' Heads】のクリエイターへのインタビュー「クリエイティブの遺伝子」では、本書籍の著者、古賀信明さんの、映像制作に掛ける拘りや、熱い想いをお訊きしています。ぜひこちらも合わせてご覧ください!

其の一:特殊メイクなら、自分で責任を持って一人でできると決意した
其の二:クリエイティブへのこだわりは、映画の中のリアル
其の三:多くのお客さんは、映画を見る時、VFXを見に来るのではない

ILM シニアデジタルマットアーティスト 上杉裕世 氏 推薦!


滑り込みセーフでデジタル化以前の特撮現場でアナログマインドをたたきこまれた後に、筆者と同様に90年代のデジタル化を最前線で試行錯誤できた僕は極めてラッキーだった。

結果を推測しながら物事を進めていくことの積み重ねで成り立っていた当時をくぐりぬけてきたことで、合理的な筋道の立て方やアプリケーションの本来の使用意図にとらわれない発想力を養われたことは、デジタル真っ只中で作業する現在でも大きなアドバンテージになっている。

本書は何の意識や疑問を持つこともなく見過ごしてしまいがちなデジタル上のひとつひとつのプロセスが実は深い意図と意味をもって繋がりあっていることを理解する為のバイブルとなるだろう。

上杉祐世氏の主な参加作品:
ダイ・ハード 2(1990 年)、スターウォーズ ファントムメナス (1999 年)、スターウォーズ クローンの攻撃 (2002 年)、スターウォーズ シスの復讐 (2005 年)、アバター (3D)(2009 年) 他多数

シーバレーも、自信をもって推薦します!


このアナログ基礎講座シリーズは、本来なら、もっと高額になると思われる内容、ボリュームでありながら、一冊僅か3,000円台という破格の価格でご提供しております。これはアナログの技術、歴史、ノウハウを次世代に繋ぎたい著者が、書籍が高価になると、あまり売れない、つまり一部の人にしか伝わらない書籍になってしまうことを危惧されたためです。

シーバレーも、ぜひ映像制作に関わるできるだけ多くの方々に読んで活用して頂きたいお勧めの著書です。

特にアナログの時代を知らないデジタル世代のクリエイターの方々に推薦致します。本書から、デジタル映像を制作する上での新たなヒント、そして発見が得られること違いありません。

デジタルの無限の可能性を引き出す、アナログの英知を心行くまでご堪能ください!

撮影・VFX/CG アナログ基礎講座I 目次

はじめに

■アナログとデジタル
 その違いをちゃんと説明できますか?

■光の本質
 光は電磁波
 ライティングのもう一つの役目
 三原色

■視覚の知識
 ヒトの眼
 見える順番
 眼球の動きと色の知覚
 マルチ感度の肉眼
 マッハバンド(階段状のしましま)
 ハイダイナミックレンジCCDの可能性
 ブラックライトを見ると
  頭が痛くなるのはなぜ
 ブラックライトで照らすと
  白いシャツが光るのは?
 ナトリウムランプで
  全てモノクロに見えるのは
 ナトリウムランプの特徴を活かした合成方法
 テクニカラー方式
 ナトリウム・プロセス
 小西六ワンショットキャメラ
 夕陽は何故赤い?

■レンズ
 レンズはプリズムの集合体
 球面レンズと非球面レンズ
 レンズの低価格化
 ゴースト、レンズフレア
 シリンドリカルレンズ
 シネマスコープの利点と欠点
 レンズは丸いのになぜゴーストは六角形?
 明るいレンズは絶対必要か?
 レンズコーティング
 レンズのクリーニング
 被写界深度
 最小絞り
 自動絞り
 写真とムービーの被写界深度
 レンズが対応しているフォーマット
 イメージサークル
 レンズのミリ数だけでは画角は語れない
 ビデオにおけるシャッター
 絞りの決め方
 ハイスピード(高速度撮影)
 CMOSとCCDの違い

■フォーカス(ピント)
 レンズフォーカスの特性
 ミニチュアがミニチュアに見えるわけ
 撮影技法/レンズの限界
 パンフォーカス
 スターウォーズという原体験
 フルスケールにするしかない?
 スターウォーズのミニチュア撮影法
 大型カメラシフトとアオリ
 シフト
 アオリ
 アオリ撮影の実際

 どちらが巨大に見える?
 この撮影のセットアップ
 スターウォーズのオープニングカットには
  4×5を使ったのか?
 70ミリサイズ
 ビスタビジョン(方式)と
  ビスタビジョンサイズ
 写真技術の習得に敢えて4×5を使って見る
 CGはパンフォーカス
 CGで作るフォーカス
 CGと実写の合成
 撮影とは
 キャメラマンの仕事
 ムービーフィルムフォーマット別大きさ比較
 スーパー35
 レターボックス
 フィルム感度
 高感度フィルム−粒状性の話−
 高感度フィルムと低感度フィルムの違い
 平均化による粒状性の改善方法
 アカデミー賞を受賞したフィルム

■収差
 屈折率
 ザイデルの5収差
 収差と色収差
 色収差
 リニア編集とノンリニア編集

■露出のメカニズム
 絞りとシャッタースピード
 ロータリーシャッター
 暗い被写体を撮影する工夫
 メーカーがレンタルするというビジネス
 シャッター開角度と撮影コマ数
 シャッタースピードを変える理由
 露光のタイミング
 フィルムには写らない瞬間がある
 写らない閃光を写す解決法
 マズルフラッシュの合成
 間欠輸動機構
 間欠輸動機構の無いキャメラ
 モーションブラー
 アナログの合成
 ストップモーション・アニメーション
  (コマ撮り)
 ストップモーション・アニメーションの問題
 ゴーモーション
 モーションブラーのエピソード
 スピード感のリアリティ
 当時の日本の合成事情

■露出の決定
 撮影する際は
  最終イメージを頭の中で描くこと
 フィルムの露出
 ゲインアップ/増感
 適正露出
 ネガでとらえられた光の情報は
  全てプリントには反映出来ない!?
 NDフィルター
 レンズの明るさ-F-
 F値(Fナンバー)
 絞りを先に決める

 シャッタースピードを先に決める
 相反則不軌
 CCD特有の問題
 CCDのゴミ
 入射式露出計の使い方

■撮影
 撮影するという事
 スタジオセット撮影
 オープンセット撮影
 ロケセット撮影

■キャメラワーク
 キャメラには大きさ、重さがある
 キャメラを動かすという事
 キャメラを動かす理由(キャメラムーブ)
 キャメラや
  キャラクター(被写体)の移動スピード
 どういうキャメラワークが望ましいのか?
 キャメラワークに関する機材と手法
 クレーン
 通常のクレーンでは難しい動き
 クレーンの種類
 キャメラワークの設計
 キャメラワークとレンズの選択
 魚眼レンズを使った撮影
 ワイドレンズ(広角)
 望遠レンズ(長玉)
 ズームとトラックの違い
 クレーンのアームを振る
 キャメラワークのトレーニング法の一例
 seeとlookとwatchの違い

■ライティング
 照明
 ライティングのバランス
 絶対的な適正露出は無い
 キーライト
 押さえ
 タッチ
 光のシャープネス
 テカリ(スペキュラー)と光量バランス
 テカリ(スペキュラー)の違いによる質感の差
 現実の光の振舞いに
  非常によく似たファイナルギャザー
 CGのテカリ、艶(ツヤ)について
 CGの色飛び
 CGの白飛び
 撮影の色飛び(白飛び)
 デジタル処理の色飛び(白飛び)
 皮膚の質感
 リアルな皮膚を表現するには
 カラーチャート
 カラーチャートは絶対か?

■照明機材
 タングステンライト
 アイランプ
 スポットライト
 エリアルスポットライト(通称エリスポ)
 ミニブルートライト(通称ミニブル)
 ミニキットライト
 ホリゾントライト/ボーダーライト
 蛍光灯

 LED
 HMI(エイチエムアイ)
 その他の拡散光
 ミラー
 被写体の表面処理
 バーンドア
 ライトフォーカス
 レフ
 炎
 ロウソクのみの光を使った照明と、
  人工光によるライティング
 センチュリースタンド(Cスタンド)
 ブラックラップ
 黒紙など
 テープ類
 ピンチ
 シャコ万力(Cクランプ)
 電源車
 ライティングの再現
 同じ白でも違いがある
 イメージベースドライティング
 グローバルイルミネーション
 ある雪の日の再現
 照明の勉強法
 画作りの為のライティング

■セルアニメーションと
 レジストレーション

 デジタル技術を使ったアニメーション
 セルアニメーションのプロセス
 タップ
 セルロイドという危険物
 キャメラのレジストレーション
 レジストレーションピン
 フィルムの間欠輸動機構
 ビッグピンとスモールピン
 パーフォレーション
 現場とポストどっちが安い?

■オプチカルプリンター
 オプチカルプリンターとは
 オプチカルとは
  フィルムでフィルムをコピーする事
 エリアルイメージ合成

■HDキャメラ
 フィールドとフレーム
 24pとは(pとiの違い)
 画像圧縮
 それではどうしたら良いでしょうか?
 ビデオのハイスピード
 機動性
 ハイビジョン/HDのフォーマット
 アクション安全フレーム
 タイトル安全フレーム
 HDのクリーンアパーチャー
 ビデオのフルフレームと
  フィルムのフルフレーム
 NHKのフレーム
 グランドグラス
 映画用フィルムムービーキャメラの
  ファインダーシステム
 ファインダーの画は誰の物?

むすびに

書籍情報
もう、誰も教えてくれない
【撮影・VFX/CG アナログ基礎講座I】

  • 著者:古賀信明
    発売元:株式会社スペシャルエフエックス スタジオ
    頁数:208ページ(オールカラー)
    寸法:25.8×18.3×1.1cm(B5サイズ)
    重量:561g
    ISBN:978-4-9905117-1-5
    発売日:2012年1月15日